統合失調症と新しい環境|ユイマル

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統合失調症と新しい環境

精神障害

2022-12-23

私は高校生の頃に、統合失調症を発症して以来、2021年にもう一度再発し現在に至ります。統合失調症は、妄想や幻覚が現れる病気です。街で叫んでいる人や、ぶつぶつ独り言を言っている人の多くは、統合失調症なのではないでしょうか。

 

 私の場合はテレビやラジオが、自分への応援の番組を放送していると、妄想することが多かったです。幻覚ではなく、実際に起こっている事柄を、自分はスターだと勘違いして、解釈することがありました。草間彌生は統合失調症で、自分が見た幻覚を絵にしているそうです。しかしあの絵のような幻覚が見えるなんて、本当だろうかと同じ病気を持つ者としては、不思議に思います。

 

 このように怖い印象もある病気かと思いますが、投薬治療が進むと妄想や幻覚などの症状は鎮まり、病気との長い付き合いが始まります。統合失調症は糖尿病などの慢性疾患と同じで、投薬治療を続けなければならない病気です。幸い私は服薬を続けているので、健常者と同じような生活を送ることができています。

 

 しかし次に大きな壁となるのは就労です。統合失調症の患者は環境の変化が苦手であるため、就労をスタートさせることが、困難になっています。私は以前派遣社員として、事務職に従事していました。そのときも最初の一週間は特に辛かったです。新しい環境で、新しい仕事を覚えなければいけない、プレッシャーに押しつぶされそうでした。人間関係が見えてこない、構築できていない新しい職場での就労は、困難の連続でした。

 

 そんな中コロナ禍で在宅勤務が導入されてからは、人間関係のしがらみがなくなり、楽になりました。しかしコロナ禍が落ち着いてくると、在宅制度は終わることになりました。私は再びの環境の変化に耐えられず、在宅制度が終わる直前に、逃げるように会社をやめました。

 

 このような体験から次の就職は、絶対失敗したくないと慎重になっています。まず自分ひとりで、仕事を探すのは心細く、今は就労のハードルを下げるために、国の支援機関を利用しようと考えています。地域には「就労支援センター」という場所があり、担当がついてくれて、自分に合う求人を一緒に探してくれます。就労のハードルを少しでも下げるために週1、2日から働けたり、就業前に職場体験ができます。

 

 また紹介される求人は、ハローワークの求人であるため、中小企業が多く、アットホームな職場を選択できれば、人間関係に煩わされることも減るかもしれません。職場の規模と人間関係の悩みに、どれだけ相関があるかは分かりませんが、担当と二人三脚で仕事探しができるのは心強いです。

 

 今挙げた「就労支援センター」はあくまで一例に過ぎません。ハローワークにも障害者を受け入れる窓口があったり、民間でも障害者専門の就職エージェントはたくさんあります。また企業に属することが難しいとなれば、クラウドソーシングのサービスもあります。

 ぜひ自分に合うサービスを利用し、仕事を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

 

(ライター:わんころ)

 

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