障害者とお仕事についてのTips
仕事
2023-01-23
今回のコラムは「障害者とお仕事」についてです。
こちらの内容は、障害というものの肯定的なとらえ方であり、お仕事開始までに心象を整えるための一つの方法論でもあります。
ユイマルでお仕事を始める前に、ご一読いただけましたら幸いです。
では、3つのアイデアを順に記していこうと思います。
1.自分の生きてきた「歴史」を尊重する
身体障害、精神障害、知的障害。
障害は大別すると3つのカテゴリーで表されますが、そのどれにあなたが属していようと、健常の方々に合わせて設計された社会の中で生きていくことは、困難を感じながらのことだったように思います。
そういった経験は、あなたにとって「マイナス」でしたか。
もしかしたら、「マイナス」だとレッテルを張る人もいたかもしれませんね。
ただ、あなたの一部である障害を「マイナス」と見ることはなかなか辛いことではないですか。
それに、もしそれを「プラス」に変えていけるとしたら、あなたはどちらの生き方を選びたいでしょうか。
レッテルやイメージのようなものが、仮に社会通念として存在したとしても、
それをご自分でご自分に貼ることを避けていくこと。
こうすることで、自分の目線から障害を見ても、「マイナス」ではなくなっていくように思います。
障害と生きたあなたの人生を尊重するための第一歩です。
2.あなたの価値をあなたが認める
例えば、発達障害の方を雇用したい企業から、業務上必要な配慮事項についての質問があったとします。
仮にあなたが当事者で、質問を受けた場合、どういったスタンスでお仕事を進めますか。
障害を「プラス」に変え、価値を高めていくためにも、ユイマルは生まれました。
例として挙げた当事者への相談案件は、あなたが障害とともに歩んでこそ生まれたお仕事です。
それに、当該の企業が障害者を雇用することに成功し、定着も望めたとします。
この時点でお気づきだと思うんですが、もう「プラス」なんですよね。
直接的には、あなたへの仕事。企業への貢献。
間接的なもので、障碍者の雇用創設への重要な働き。雇われた方への配慮が行き届けば、それもまた感謝されうる価値でしょう。
こういったいくつもの「プラス」が産み落とされていくこと。
それこそがユイマルの願いでもあります。
そしてそれは、あなたのお仕事への意志があってのものです。
あなたの意志が生み出した価値を、あなた自信によって認めてほしいと願います。
3.自信と責任の両面から
さて、職務内容がきちんと達成できれば「プラス」を生み出せることがわかっていただけたと思います。
幾ばくかの自信はつきましたでしょうか。そうしてお仕事に挑んでもらえて、ようやく果たせるのが責任というものでもあります。
自信と責任を対比させた理由があります。
それは、自信は行き過ぎると過信になり、責任は感じすぎると卑屈になります。
過信に至ることを防ぐために責任を弁えることは有用ですし、
卑屈になることに抗うためにも自信をもつ、ということにも意義があるように思います。
まとめ
冷静で振れ幅の小さいフラットな目線こそが、ビジネスシーンでは重要になってきます。
なるべく保てるように努力していけるといいと思います。
そのために重要だったのが、自分自身での自己の承認。
プロセスにあるべき解除が、障害は「マイナス」ではない、ということ。
また、更にプロセスを進めるための、障害を「プラス」に変える経験のお話。
最後に、もう自己のアイデンティティを崩さないための留意点。
長く仕事をできなくなるくらい闘病された方もおられるかと思います。
改めて、お仕事をしながら生活をしていく決意をされたこと、とても素晴らしい決断だと思います。
ユイマルを活躍の場としてお選びいただき、ありがとうございます。
(ライター:西村キナイ)
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