今回のテーマは、「犬の散歩」です。

ユイマルで、犬の散歩を仕事にするということについて、少し一緒に考えてみませんか。

犬という生き物についての理解も必要でしょうし、

飼い主さんにとっては家族ともいえるでしょう愛犬を預かる中で、

しっかり弁えておかなければならないことから、３つ書かせてください。

１．犬にとっての「散歩」

犬は、社会性を強く持つ動物だといわれています。

古くは群れで生活していた生き物なので、飼い主が家族であると思うように、犬のほうも群れの仲間として見ているようですね。

散歩で出会うほかの犬や、地域の人々にも、距離感に応じて様々な感情を抱くようです。

また、散歩自体の動的な意味合いもあります。

大きな二つは、体力の維持とストレスの解消です。

これらを兼ねるので、犬にとっての散歩は人間にとってのそれより遥かに重要であるといえます。

２．命を預かるということ

あなたが人間社会を生きていても、様々な危険が付いて回ります。

それは、犬にとっても同じことではないですか。

交通事情や、道行きに落ちている様々な落としもの、苦手な生き物、他の犬たちとの関係性、道中の病気や怪我、等々。

そういったものから、飼い主に代わって守ってあげたり、犬では解決できない事柄の解決をしたり、時に犬自身の成長をお手伝いをしたりするお仕事でもあります。

散歩に行くにあたり、知識をきちんと増やしておく、という経験を積み、また周囲や状況への注意を怠らないようにして、無事の散歩を心がけましょう。

３．顧客との関係性

では、依頼者について、どう捉えているでしょうか。

あなたは「犬の散歩を頼まれた人」ですが、同時に「犬の散歩を依頼され引き受けた人」でもあります。

ここには、お仕事の契約が成立しています。

自分の状況や能力を過信せず、「無理なくできる範囲での受注内容」をきちんと書いておきましょう。

そして、やり取りの中で取り決まったことを、きちんと守れるような準備をしておきましょう。

犬の散歩に、国家資格などはありません。

愛犬の散歩にかけられるタイプの保険をかけていない方もおられるでしょう。

そして、犬についてのあなたの経験値もまた存在しますね。

総合的に、ご自分の職務遂行能力を分析してくださいね。

まとめ

例えば、時給1500円で犬の散歩を請け負ったとします。

これは最低賃金を上回る金額ですね。

つまり、それくらいの働きも必要だし、責任も伴うということを意味します。

「犬の散歩だから連れて歩くだけで1500円貰える」という類の意識ではいけません。

犬についての基礎知識や、顧客のみなさまや愛犬それぞれの志向や事情。

また、更新されていく犬についてのグッズや日用品などの情報にも詳しくなっていくことで、顧客とその愛犬を納得及び満足させ、その結果あなたの受注も、繰り返したり、増えていったりするかもしれません。

現代、多くの人は忙しく働き、また、高齢の方も多くなりました。

その方々の愛犬を癒し、健やかさを保つためのお仕事です。

とても意義深い内容だと思いませんか。

犬の散歩の仕事を選んだからこそ、その仕事に誇りを持てるように心がけていきたいですね。

（ライター：西村キナイ）